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仰木高耶のご近所散歩紀行
2005年9月
ヒマだったからでかけてみた
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仰木高耶だ。
今日はウチの近所を案内してやる。本当だったら直江がいるはずなんだけど、急に仕事が入ったとかでせっかくの休みが一人ぼっちだ。
つーわけでヒマになったから近所をテクテク歩いてたらさ、なんか色んなものに遭遇したんだよ。で、写真を撮ってみた。
いわゆる東京の下町ってやつだから、あんまり面白くないかもしんないけど興味があったら見ればいいよ。
しかしなんで管理人まで一緒に来てるんだ?誘った覚えはねーぞ。けど仕方ねえ。いつも直江とラブラブにさせてもらってからな。
おら、行くぞ!ノロノロすんじゃねえよ。あ?のんびりするんじゃないのかって?おまえはのんびりしすぎなんだよ!
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まずは根津神社から出発だ。これはウチの近所の有名なところ。
何が有名かって?つつじだ!
春になるとつつじ祭りとかゆう縁日が出る祭りがあってだなあ・・・。
直江に行こうって言われてたんだっけな。だけど譲と約束しちゃってて直江が拗ねたのなんのって。
どうしてあんなルックスしてるくせに「高耶さ〜ん」とか言いながら泣きそうな顔すんのかわかんねーよ。
恥ずかしくないのかね?
「だって行こうって約束したのは私が先ですよ?!なのに譲さんとですか?!」
「しょーがないだろ!おまえは行こう行こうって言うばっかりで日にちすら決めないでさ!譲はちゃんと日にちも時間も決めて約束してきたんだぞ!自分が悪いんじゃねーかよ!」
「だからって・・・ううう」
「泣くな!でかい図体してうっとーしーなー!」
「じゃあ高耶さん!来年!来年は一緒に行きましょうね!」
「わかったよ、もう・・・拗ねるなってば」
チューvvv
とまあ、こんなふうにだな、うまいこと宥めたわけだ。
げ!管理人!聞いてやがったのか!くっそー、恥ずかしいとこ見られたぜ! |
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んで、これは根津神社の中にある鳥居の回廊だ。どうだ、圧巻だろ?
さすがに京都の伏見稲荷ほどじゃないけどな。
直江はこれをオレと手を繋いでくぐりたいって言うんだけど、そんなに広い幅はないんだよ。
だけどな〜。あの男はな〜。たぶん意地でもやるんだろうな〜。
え?何?管理人がなんかアホなこと言ってるんだけど。
このページを作るデジャヴを見たことがあるって?
そりゃおまえ、アレだ。脳ミソがとうとう溶け始めたんだろ。
それかこの鳥居を見て目が回りそうになってんだ。ホント、バカだな、おまえ。
直江の次ぐらいにバカだよな。
「あなたはそうやっていつも私をバカ呼ばわりして。いいんですか?本当のバカだったらあなたをこんなに気持ちよくさせることなんか出来ませんよ?どうします?もうバカって言わない?」
「ん・・・だって、ホントに・・・バカじゃんか・・・あ・・・そこ、そんなに・・・」
「 気持ちいいでしょう?もっとする?」
「うん・・・そのへん・・・あ、いい!」
「でしょう?バカじゃないってわかった?上手いでしょう?私の指圧」
バカはオレか・・・・。 |
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こいつは根津神社の脇の坂で会った猫。もう足に纏わり付いて可愛いったら!
この坂ってのがまたいいんだよな。S字になっててかっこいいんだ。
前に直江の車でここを通ったことがあるんだけど、下りでS字だから大変かなって思ったらあいつスイスイ進みやがるんだ。
ちょっと惚れ直したね。
「運転うまくねえ?」
「そうですか?もしかして高耶さん。惚れ直したとか言うんじゃないですか?」
「え?!そそそそんなこと思ってないけど!」
「けど?」
惚れ直したなんて言ったらすぐここで何か始まりそうな勢いだから、すっとぼけて全然そんなことないって顔してみたんだけど。
「顔が赤くなってますよ?」
「なってねえ!」
「可愛い人だ・・・」
・・・・どうして直江ってオレのツボばっか心得てるんだろ?
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えーと、これはオレが『同じ世界』の29話で入院した東大病院。
母さんが来てくれたところだ。
あの時の直江って頼りがいがあったな〜。かっこよかったな〜。
だけどな〜。
「実は心配で夜中にここに来てしまったんですよ。午前2時すぎですかね。でもあなたに迷惑をかけたらいけないと踏みとどまって。それで赤門から出ようと大学構内をさまよってたたら、もう、大変な目にあいました。ものすごく怖いんです!バイ●ハザードの世界ですよ!何もないってわかってるんですけど、あなたがやってたゲームそのものの恐怖感が漂ってました!」
夜中に来るなよ・・・・しかもなんでわざわざ赤門から出ようとすんだよ・・・・。
入って来たとこから出りゃいいじゃねーか。
「今度一緒に肝試ししましょうね!」
絶対ヤダ。抱きつかれるの楽しみにしてんだろ?! |
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ここはよく漫画だとかドラマだとかの舞台になる『樋口一葉の井戸』ってのがある所。
だけど井戸は全然感慨とかなくて、むしろこの階段の方が風情があるんだよ。
直江に着物を着せてこの階段に座らせたらかっこいいだろうな。
着物のモデルとかもやってもいいんじゃないかって思うんだけど。
だって正月に直江が着物姿になったとき、オレもう釘付けだったもん!
「ほえ〜。着物も似合うんだな〜」
「そうですか?高耶さんに誉められると盆と正月がいっぺんに来たみたいに嬉しいですね」
「いや、盆と正月が一緒に来たら忙しいって言うと思うんだけど。しかも今は正月だし」
「あ、そうでした。そうだ、高耶さん!来年は高耶さんも着物にしましょう!」
「いいけど、どうして急に?」
「帯を引っ張ってクルクルっとあなたを回して『あ〜れ〜』ってゆうのをやってみたいんです」
もちろんオレが直江を殴ったのは言うまでもない。
ああ?ひどいって?なんだ、テメエ。そもそもそーゆー妄想してんのはテメエだろうが、このクソ管理人!! |
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路地だ!しかも石畳だ!昔っぽい!
この場所って一葉の井戸のそばなんだけど、ここを教えてくれたオバちゃんてのが親切で、詳しく丁寧に教えてくれたんだ。そうゆう人多いよな。
前に直江んちの近所で迷子になりそうになった時だって、親切なお兄さんがマンションまで送ってくれたし。
「それはあなたがいつもいつも魅力的で色気を振りまいてるからです」
「んなわけないじゃん」
「そうですよ。近頃、男どもの視線があなたにばかり向かうのが気に入らないんです。どこへ行ってもあなたを見る男どもの視線がいやらしいことったらないですから」
「そうかな〜?」
「その可愛い丸いお尻も、たまにTシャツに浮かぶ小さく尖った乳首も、柔らかそうな耳たぶも、キスしたくなる艶やかな唇も、どこをとってもいやらしくて、すぐ寝室に行きたくなります」
「・・・・おまえの視線が一番いやらしいんじゃねーかよ!」
あいつはいつもオレのどこを見てるんだ!細かいとこまで見てんのかな?
管理人!ちょっと来い!路地萌え〜とか言ってる場合じゃねえよ!
直江ってオレのそーゆーとこばっかり見てんのか?おい!返事しろ!
気になるじゃねーかー!! 教えろー!! |
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この木造の建物はアパートっつーか、下宿屋だ。まだこんな建物があるんだな。
しかもこの写真で見えてるところはほんの一部!向かって左側にこの見えてる部分の3倍ぐらい、残りの建物があるんだ。
時代ドラマなんかで使われてるらしいぞ。
夏目漱石の『坊ちゃん』みたいな格好をした直江がここにいたら、オレ、けっこうドキドキしちゃうかも。 んで、オレが・・・下宿屋の娘、じゃなくて息子ってのはどうだ?
「高耶さん!洗濯物は自分でやりますから!」
「いいってば。オレがやってやるから」
「でも!」
直江のパンツを発見して顔を赤らめるオレ。なんてな。
いつの間にか直江の妄想癖が感染しちゃってるよ・・・。ヤバイかも。
あ!管理人!勝手に帰るな!
オレの妄想がつまんねーとか言うな!!
直江と比べりゃつまんねーに決まってるだろうが
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さてと、そろそろオレも帰るか。管理人はもうとっくに帰ったしな。
ここは区役所にある展望台だ。西の空はこんな感じでキレイだった。
今度は直江と一緒に来ようかな。こんなにキレイな景色は直江と見るに限る。
観覧車が直江との初デートだったからさ、夕方の景色を高い場所から見ると色々と思い出すんだ。
「あなたが好きな自然の光は優しいのに鋭くて、温かいのに残酷で、まるであなたみたいだ。どうしても魅かれずにはいられない。あなたを愛して良かったと思うのは、自分の中にこうした複雑な感情があったと思うときです。それって素晴らしく人間的で美しいって思うんです。だからあなたはそのままでいてください。私が人間である証明をあなたがいつも教えてくれるから」
だってさ。
うん、オレも直江がそのままでいてくれたらいいと思う。
おまえは世界で一番、オレにとって大事なんだ。
だからいつも、一緒にいような。
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やっぱ直江と一緒じゃないとちょっと退屈だったな・・・・。仕事なんだから仕方ないんだけどさ。
さてとー、今からあいつのマンション行って夕飯作って待ってよーっと。そんでたくさん甘えてチューもたくさんして、イチャイチャするんだ!
今日の寂しさを全部わかってもらうんだ!!
つーわけでこれでおしまい。あんまり派手な写真もなくて、興味深い場所もなかっただろうけど、たまにはこうやって自分の家の近所を歩いてみるってのもいいもんだぞ?
じゃあ次はもっと面白いものを揃えてこうゆうのやってみるから!期待しないで待っててくれ!
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ブラウザで戻ってくれよな
じゃあまたな。仰木高耶でした! |
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