トラブルシューター


エピソード17

美少女抱き枕

 
         
 

受験勉強をしながらシューターをやるってのは超大変だ。
譲は面倒なことはやらないし、頭もいいから受験もそれほど心配なくてオレの半分ぐらいは楽に違いない。
そんな話を譲にしたら同情してくれて、なんだかよくわからないけどプレゼントをくれるそうだ。
その代わり日曜日にオレのコレクションのエロビデオの中から熟女と巨乳を貰いに行くぞって言って。
まあ別にオレは熟女と巨乳は見ないからいいんだけど。

で、その日曜日。

「おーっす!」

元気よくオレのマンションに来た譲はちょっと大きめの段ボール箱を持ってきてた。

「なにそれ」
「高耶にプレゼントって言っただろ」

こんなに大きいものをくれるなんて……いいヤツだ!さすが親友だ!譲がオレを親友と思ってるかどうかは別として。

「開けてもいいか?」
「まだダメ。ビデオを選んでから」

好みのやつがなかったらプレゼントはくれないそうだ。やっぱり親友じゃなかったか。
金持ちのボンボンのくせにケチな野郎だ。
譲はコレクションのビデオをテレビ台から出して熟女と巨乳を探し始めた。

「なんで熟女と巨乳が好きなわけ?マザコン?」
「マザコンじゃないよ。普通だよ。てゆうかなんでみんな熟女の良さがわからないのかこっちが謎だよ」

熟女の良さ……?

「若い女にはない匂い立つ色気があるんだよ」
「……どんな?」
「年数を重ねて作られたあの色気だよ。むっちりしたお尻やお腹も若い女よりいやらしい感じするじゃん」
「ふうん……」
「そういう高耶はどうなの?やっぱり可愛い系?」

ビデオの場合は可愛い系だ。一番のお気に入りを直江に没収されたけど。
現実の場合は年上の男だ。余裕のある雰囲気の男が好きだ。

「まあ高耶じゃ熟女の良さはわからないと思うよ。わかっちゃったらこうしてビデオもらえなくなるから一生わからないままでいて欲しいよ」
「……なんだそりゃ……」

けど譲の熟女好きな気持ちはなんとなくわかる。年数を重ねた色気、か。直江みたいだ。

「じゃあこれとこれ貰うから」
「うん」
「プレゼント開けていいよ」

OKが出たからガムテープを剥がしてダンボールを開けた。中には透明な真空パックのビニール袋に入った白いクッションのようなものが入ってた。

「クッション?」
「いいから出してみなって」

出して見るとふたつに折られた長いクッションみたいなものだった。

「これなに?」
「抱き枕だよ。そんなことも知らないの?」
「抱き枕?」

もうすでに日本中で定番になってるものだそうだ。貧乏で友達いなくて時間ないからテレビも見ないオレの生活で、抱き枕なんてモノがあることをどうしたら知るんだっちゅー話だ。

「寝る時に抱いて寝るんだ。高耶ってよくカバンやクッション抱いて話したりしてたから、たぶん安心してグッスリ眠れるだろうなって思って」

あー、確かにそうかも。直江にも抱きついて寝るし。

「譲……おまえって超いいヤツだな……うう」
「なんで泣くの?!」
「誕生日じゃないのに友達からプレゼント貰うの初めてで……しかも色々気遣ってくれて……」
「そ、そうなんだ……そう言ってもらえて、う、嬉しいよ……」

もしこれで譲が年上の男だったら恋に落ちてるね、オレ。
袋から出して抱き枕を抱いてみたら、譲に「まだカバー掛けてないよ」と言われた。

「カバー?」
「ダンボールに入ってるだろ?」

カバーまで用意してくれたのか!!年上じゃなくても恋に落ちそうだ!

さっそくカバーを出して広げてみた。

「……なんだこれ……」
「いいだろ。美少女抱き枕」

枕カバーにはアニメの美少女がほぼ全裸姿でプリントされてた。いかがわしさ100%だ。

「女ッ気ナシの高耶にちょっとした色気をプレゼントだよ」
「…………」
「これ抱いていい夢見ろよ」

嫌がらせなのか本気で考えてくれたのかわからない。呆然としてると譲はビデオを早く見たいからって言ってすぐ帰ってしまった。

いい夢見ろよって……。

「そうか。いい夢を見よう」

気持ちを切り替えてカーテンを閉め、ジーンスとパンツを脱いで美少女抱き枕を抱えた。
エロビデオで男優が女優にしてることを想像しながら。

「ん……」

枕を股に挟んで腰を押し付けて動いて、いい感じになってきたところで自分の手を添えた。

「はぁッ……ん、んん……」

枕の美少女の絵を見ながら、手を動かして、ティッシュを取って。

「んんっ!」

出した。
譲!やっぱりおまえは親友だ!プレゼントありがとう!!

 

 

余韻に浸りながら抱き枕を抱えてたらいつのまにか眠ってしまった。
起きたのはお尻が冷えてきたからと、なんか気配がしたからだ。

「ふあ〜、寝ちゃったか……」

体を起こしたら何かがいる影のようなものが見えた。なんだろうと思ってそっちを見たら直江が立ってた。
また玄関の鍵を閉め忘れてたかあ。

「勝手に入ってくんなよ」
「……それは何ですか?」
「ん?それ?」

直江が低〜い声だったから怒ってるのがわかった。そんで直江が指差してるものを素直に見たら抱き枕があった。

「下半身丸出しで寝てたのは、その抱き枕のせいですか……?」
「えっ!な!」
「あなたという人は!」

違うんだと嘘をついたとしても地球上の誰も信じてくれないこの現場。

「没収です!廃棄処分します!」
「そんな!譲のプレゼントなのに!」

そしていい夢を見られるステキアイテムなのに!!

「没収です!!こんなもので抜くぐらいなら私を呼べばいいでしょう!!」

強引に直江に奪われてしまった。ファスナーが付いてることに気付いた直江はカバーを外して枕だけ返してくれた。
そのカバーが重要なんじゃないか!!

「返せ!」
「返しません!!捨てます!!」
「ひどい!」

直江に飛びついて取り返そうとしたら逆に組み敷かれてしまった。
ヤバイ。今のオレは下半身丸出しだったんだっけ。

「浮気したようなものですからね。そんな高耶さんにはオシオキが必要だと思うんですが」
「いらない!!」

押し返しても直江の力には敵わない。そのうち股間をいじられてオレはさっきの夢よりいい夢を見始めた。

「なおえ……」
「やっぱり私の方がいいでしょう?」
「うん……」
「じゃあどうして欲しいですか?」
「……合体したい」

でも浮気(違うけど)のオシオキですからね、って言って直江は意地悪なことばっかりした。
そんなところもオレにとってはラブな要素で、抱き枕よりも何倍も気持ちよかった。
今日の抱き枕は直江にしよう。

 

 

体力使い切ってグッタリしたところで直江が風呂に入れてくれた。いや違う。
直江がどうしても高耶さんをお風呂できれいにしたいってゆーから一緒に入ってやった。

「どうしてあんないやらしいものを譲さんが高耶さんに渡したんですか?」
「オレが受験とか仕事で疲れてるって言ったから。でもまさかあんなエロい抱き枕だとはな〜」
「……高耶さんから欲しいって言ったわけじゃないでしょうね?」
「譲がむっつりスケベなだけだ」

オレからリクエストしたんじゃないのがわかって直江も安心したらしい。
でももったいなかったな〜。女の子がほぼ全裸の絵だったのにな〜。オレの好きなタイプだったのに。

「もっとリラックスできるような抱き枕カバーにすればいいじゃないですか」
「リラックス〜?」
「目に優しい緑色とか、肌触りのいい布だとか」
「……いい。あの真っ白な抱き枕でいい。めんどくせえ」

ちょっとオレが拗ねたのがわかって直江は笑いながら「じゃあ私が探します」って言った。
勝手に探してくれるんなら何でもいいや。

風呂から出て直江が持ってきたデパ地下の超豪華オムライス弁当を食べた。ひとりぶんで1500円だそうだ。
卵も米もケチャップも全部高価な材料を使ったオムライスですごいうまかった。直江はこういうものを毎日食ってるんだろうか?

「毎日こういう夕飯なのか?」
「こういうのは高耶さんの家に来るときだけですよ」
「じゃあ家ではどうしてんの?」
「適当に自炊してます」

へ〜、直江って自炊できるんだ〜。
じゃあ今度からウチで作ってもらお……ダメだ、オレ流の超節約生活を壊される。
大根の皮やニンジンの皮を漬物にして無駄のないようにやってるのに、直江がここで料理して皮を捨てたりしたらオレはきっと怒りまくる。

「自分で言うのもなんですが、けっこう料理は得意です。今度食べに来てください」

やった!タダメシ食える!

「リクエストしてもいいか?」
「ええ」
「赤い鯛の煮物が食いたい!ちょっと甘いやつ!」

赤い鯛を食べてみたい!てゆーか鯛を食ったことがない!

「金目鯛の煮付けですか?ええ、魚料理はわりと好きなので作れますよ」
「やったー!」

タダメシか〜。直江なら米も魚沼産コシヒカリとかのブランド米なんだろうな〜。
あとデザートも用意してくれるって約束をした。

「いつがいいですか?」
「明日!」
「明日は無理です。会社での仕事があるので……土曜日の午後からはどうですか?学校が終わったら私のマンションに来てください。それまでに高耶さんの好きなもの色々用意しておきます」
「マジで?!わー、楽しみだ〜!」

そういえば最近、直江んちに行ってないな。
あの変態部屋はどうなってるんだろう。ついでにチェックしておかないと。

「高耶さん」
「ん?」

引き寄せられてチューされた。
直江の腕の中にいると気持ちよくて抱き枕カバーのことは水に流してやってもいいと思ってしまう。
もったいないけど直江の方が気持ちいいからいいや。

 

 

次の日、オレにステキなプレゼントをしてくれた親友なのか親友じゃないのかわからない譲に抱き枕の感想を求められた。

「いい夢見た?」
「1回だけ見た……」
「じゃあ今日は2回目?」
「……いい夢見た後、直江が来て発見されてカバーだけ取り上げられた……」

オレと直江の関係は譲にも言えないから、下半身丸出しのことや直江が抱き枕になったことは言わずに説明した。

「え〜、直江さん酷いな〜。せっかく高耶にあげたのに〜。あ、でも貰ったビデオは返さないからね」
「返さなくていいよ、そんなもん」
「でもなんで取り上げられたの?高耶の自由なのに」
「…………受験がどうのこうのって事じゃないかな」

それで譲は納得してくれたようで、半笑いで可哀想にね、って言った。
ここで半笑いするってのが譲が親友でない証拠な気がする……。

「それにしても直江さんもヒマだね〜。休日に高耶んち行って家庭教師やってるんだろ?」
「え、ああ、まあそうだな」

昨日は受験勉強なんか1ミリもしないで布団の中で別のことを勉強させれてたんだけど。
オレと直江がデキてるって知られたら譲のこったから何かしらネタにされそうだ。

「シューターやりながら用務員やって会社のこともして、もしかしてあの人、彼女いないんじゃないの?」
「へ?」
「あの容姿だからモテるだろうけど、付き合ってもすぐに飽きられて捨てられるタイプだったりして」

確かにモテるけど、すぐに飽きられて捨てられるってゆーのは違うかも。
現にオレだって1年は付き合ってるんだし。オレがちょっと年上男にポヤンとするタイプだけどいつも直江が一番なわけだし。

「絶対彼女いないよ。日曜に高耶んち行くぐらいなんだから。今度ビデオコレクション何本かあげたら?」
「いらないと思うけどな」
「あ、巨乳と熟女は俺が優先だからな。直江さんが欲しいって言っても渡すなよ」
「……わかってるよ」

学園で人気者の成田くんが熟女好きって知ったらファンの女子たちはどう思うんだろうな……。

 

 

んで土曜日がやってきた。
学校から帰って着替えてたら直江が迎えに来た。

「お待たせしました」
「昼飯はどうすんの?」
「用意してありますからマンションに来てください」
「おう!」

昼飯もタダか!社会人の彼氏ってのは便利だよな!
直江んちに着いたらいい匂いがしてた。何を食べさせてくれるんだろう……?できるだけ豪華なものがいいな。

「お昼は洋食にしました。すぐにお肉を焼きますから高耶さんは座ってて」
「はーい」

それで出てきたのはオニオンスープと、見たこともない葉っぱを使ったサラダと、白い魚沼産コシヒカリのご飯。
さらにまだジュージュー音がしてる分厚いステーキだ。

「すげえ……作りたてのステーキなんか食ったことねえ……」
「たくさん食べてください。足りなかったらまた焼きますから」
「……おかわりまであんのか……こんなに贅沢したらバチが当たりそうだ……」
「大丈夫ですよ」

いつも勉強と仕事で頑張ってるご褒美だと思って食べてくださいって。
ああ、やっぱり直江と付き合って良かった!

ご飯もお肉もスープもサラダもおかわりして食った。最終的には直江のぶんまで食った。
こんなうまいものを直江は毎日作ってるのか!!

「毎日じゃありませんよ。たまにです。毎日こんなものを食べてたら体を壊しますよ」
「そうなのか?食べ物で体を壊すなんて贅沢病だって孤児院のお母さんが言ってたけど、そういう人は毎日こんな贅沢してたのか〜」
「ま、まあ、そうでしょうね……」

満腹になって直江と並んで仲良くテレビを見てたらチューされた。
どうせテレビも面白くなかったし、チューぐらいしてやるか。

「食後のデザートで高耶さんを食べてもいいですか?」
「……うーん……どうしようかな〜」
「我慢できません」

直江に弱いところを触られて一瞬でその気になった。食欲も性欲も旺盛な高校生としては自分がデザートになるのも嫌じゃないわけで。

「いいよ」
「ではいただきます」

久しぶりの直江の寝室でオレはデザートになった。

 

 

あれから直江んちでケーキ食って鯛食って果物食って、またオレが食後のデザートになって、次の日の日曜日もそんな感じで夜まで過ごした。
やっぱり直江が食わせてくれるものはうまいよな〜。

楽しい土日を過ごしてまた次の土日に直江んちに行く約束になった。今度は受験勉強もしっかりやらなきゃいけないけど、でも豪華なタダメシが食えるなら勉強もしまっせ!

んで直江んちだ。
直江が昼飯を作ってる間にあの変態部屋をチェックした。先週はそれどころじゃなく合体してたから。

変態部屋は相変わらず高耶グッズでいっぱいだった。DVDが増えて、アルバムが増えて、なんかもう全部捨てたくなったけど、これを捨てて直江にお仕置きされたり冷たくされたりしたらみなしごハッチなオレは寂しくなるから捨てられない。
だから合体DVDだけを抜き取っておくことにした。

そんな感じで高耶グッズを物色してたらクローゼットが5センチくらい開いてるのを発見した。
きっとこの中にもグッズが入ってるに違いない。オレの下着とか隠してるんじゃないだろうな。
取っ手を掴んで開けたら何やらでかいものが落ちてきた。

「なんだ……?抱き枕か?」

オレんちにある抱き枕とほとんど同じ形をしてた。
なんでクローゼットに抱き枕が入ってるんだ?寝室で使うものなのに。
その抱き枕を元に戻そうと思って持ったら裏側になんか肌色なものが見えた。

「……ギャーーーー!!」

なんと抱き枕にプリントされてたのは丸裸のオレの写真。かろうじて股間は隠れてるがお尻丸出しだ。
こんな姿は……そうだ!先週の合体の後で寝てたオレを撮りやがったな!!

「どうしたんですか?!」
「この変態野郎!!」
「ああ!隠しておいたのに!!」

抱き枕を奪われてしまった。やばい。あの抱き枕を誰かに見られたら……!オレの可愛いお尻が白日の下に晒されたら……!!

「返せ!捨てろ!」
「嫌です!」
「変態!!」

直江は毎日これを抱いて寝てたんだろうなって感じの痕跡があった。
オレが今日来ることになって変態部屋のクローゼットに隠したそうなのだが。

「オレに無体なことしてやがるんだろ!返せよ!」
「ダメです!何を言われても返しません!」

前回の変態部屋騒動の時と同じく、またもや直江に米俵みたく持ち上げられて寝室に連れ込まれた。
んで前回と同じくエロいことされてポヤンとなって変態部屋と高耶グッズのことは有耶無耶に……。

「あなたが出すのを我慢できたら抱き枕を渡しますよ?」
「我慢できない……!直江っ、もっと!」
「じゃああの抱き枕、私が持っててもいい?」
「いいから……早く、出したい……!」

そんなわけで高耶抱き枕は直江の寝室に常備されることに決定……。
いつか盗んでやる!!

 

 

ちなみにこの翌日。直江が夜8時にオレのマンションにやってきた。

「高耶さんの抱き枕用にリラックスできそうなカバーを持ってきました」

昨日のことがあったから部屋に入れたくなかったけど、玄関で熱烈なチューをされて愛してますって言われてスリスリされて強く抱きしめられたらもうダメだった。
自分から抱きついて部屋に入れてしまった。

そんな直江が出した新しい抱き枕カバーには。

「ぅぐっ……!」

そこには全裸の直江がプリントされていて……。
オレのと違って目を開けて股間をでかくしたR18どころか猥褻物陳列罪で発売禁止な直江の写真だった。

「こんなもんいるか!」
「必要だと思いますよ?」
「いらん!」
「じゃあとりあえず、今日だけ使ってみてください。あのアニメの美少女とコレとどっちがいいか試してみて、それで気に入らなかったら捨ててください」
「うー!!」

何度も捨てようとしたけど直江に阻止されて、とうとう抱き枕にエロカバーをかけられてしまった。
こんな変態趣味のカバーなんか!!

直江が帰ったらすぐに捨ててしまおう、と思ってたんだけど、いざ直江が帰ってしまうとオレはすごい寂しくなって、あの抱き枕をチラッと見てしまった。
もうダメだ〜!!

枕の直江に抱きついて、きっと実物の直江が高耶抱き枕でしているであろうことをオレもした。
美少女枕よりも何倍も興奮してしまった。

「ん……、直江……!あ、あ、気持ちいいっ……!直江ぇ!」

どんどん変態が伝染してる気がしてきた。

それから直江抱き枕は毎日オレと一緒に寝てる。本物の直江がいる時は押入れに入ったままだけど。
きっと高耶抱き枕も毎日直江に……。なんかちょっとジェラシーだ。
直江に抱かれてエッチなことすんのは抱き枕と言えども気に入らない。
だから週の半分はこんなことを言って直江を引き止める。

「直江、今日ウチに泊まってくれない?」
「はい!」

 

 

END

 

 
   

あとがき

仕事が減っているのは
高耶さんが受験生だから
ではなく、
単にネタギレだからです。

   
         
   
   
         
   
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