高耶さんは17歳


第2話 花嫁修業とオレ 
 
         
 

「直江!早くメシ食えって言ってんだろ!遅刻するっての!せっかく作ったのにまた残したりしたら許さないからな!」
「はい!すいません!」

最近の直江はたるんでる。
毎朝遅刻ギリギリまで寝てて(オレのせいでもあるが)たまに朝食を作ってもほとんど残して、夕飯に持ち越しってことがよくある。
せっかくオレが頑張って料理を覚えて作ってやってんのにさ!

「あ、今日の朝ご飯は焼き魚なんですね。美味しそうだ」
「だろ?だからちゃんと起きて食えって言ったんだ」
「そういえばあなたの初めての手料理も焼き魚でしたね。思い出しますねぇ…」

半年ぐらい前の話だ。オレは初めて直江のマンションで手料理を作って食わせた。思った以上に上手に出来て直江に誉めてもらった
っけな。

「新婚生活っていいですね」
「ほら、箸が止まってる!早く食べないとバスに間に合わねーぞ!」

新婚生活か〜。ま、いいもんだよな。

 

 

 

直江と結婚するにあたって、オレは花嫁(花婿?)修業することになった。
どうにかこうにか苦難を乗り越え春休みの間に結納を済ませたから、母さんに花嫁としての心構えだのを習うことにしたんだ。
掃除に洗濯、料理。こんなの何一つ出来ないのに直江のとこに嫁に行くって考えてたとこが自分でもまだまだ若いなって思った。

だって掃除のコツなんかもまったく知らないから床を掃除した後に棚の上を掃除しちゃって、床をやりなおさなきゃいけなかったり、
洗濯は汚れや色や素材によって洗剤を替えるなんて知らなかったし、料理なんか何度やっても失敗続きで塩辛かったり、甘すぎたり、なんの味もしなかったり。

掃除や洗濯は知識さえあればどうにでもなるけど、料理だけはセンスだって気付いたのは新学期が始まる直前。
そんなわけでオレは1年生の時には入らなかった部活に入ることにした!
どこかって?決まってんじゃんか!タダで料理が習えて、母さんにやいのやいの言われないところ!
ザ☆料理部だ!

 

 

新学期。いつものように学校に行って、玄関に貼り出してあるクラス替えの一覧を見てみると1年の時も同じクラスだった譲とまた同じになってた。2年4組だ。
担任は…と、一覧をもう一度見ると橘義明って書いてある。

「また橘先生だね、高耶」
「あ、おう。またか〜。いい加減飽き飽きするけどな〜」
「よく言うよ。なんだかんだ言って橘先生と一番仲がいいのは高耶のくせに」
「そ、そんなことないって!」

まずい、まずい。
いくら親友の譲でもコレだけは知られちゃなんねえ。オレの彼氏が橘先生で、しかも誕生日が来たら結婚して新居に入るなんて口が裂けても言えない。

「とにかく教室に行こうよ」
「そうだな」

教室に行くと喋ったことのないヤツがわんさかいた。名前順に座るようになってるから仰木のオレは廊下側の一番後ろに。譲は成田
だから窓側から2列目の一番後ろになった。
譲の席まで行って喋ってたら、1年の時に同じクラスだったやつらや、知ってるやつが集まってきて、また担任は橘先生かよって話した。
オレは嬉しいんだけどさ、一応みんなには「代わり映えしなくて新鮮味が足りない」とか言ってみた。

そうこうしてるうちに直江の、おっと、橘先生の登場になった。

「私が皆さんの担任になりました橘です。1年間よろしくお願いします。皆さんとはすでに歴史の授業で顔を合わせてますから自己紹介は省きますね。ではさっそくですが体育館で始業式が始まりますので、速やかに移動してください」

こうやって先生やってる時の直江は相変わらず真面目な先生で、オレと付き合ってる直江とはちょっと違う。かっこいい。
いや、直江でいる時の直江もかっこいいに決まってるんだけど!

ゾロゾロと移動を開始して体育館へ。その移動中に直江に話しかける女子生徒数名。

「橘先生が担任なんてちょーラッキー♪」
「ねえねえ、先生。体育館まで一緒に行こうよ〜」

そうやって直江の腕を取って歩き出す女生徒が数名。直江は困った顔をしながらも邪険に扱えないからって苦笑いをして女生徒数名に腕を触られながらヨタヨタ歩き出す。
くそー。オレが見てる前でなんつーことを!!あいつら全員この1年間、オレの抹殺リストに加えてやる!!

体育館に着いて新入生以外の2年と3年だけの始業式が始まった。やっぱり今年もこういう式の司会は直江で、あの美声が体育館
全体に響き渡る。う〜、酔いそう。

「橘先生ってマジでかっこいいよね〜」
「彼女とかいんのかな?」
「いたらショック〜。だけどあれじゃいて当たり前かもね〜」

いて当たり前だ!オレがその橘先生の恋人なんだー!

女子生徒の橘先生ラブラブ光線に直江が耐えられるのかとか一瞬考えたけど大丈夫だ!すでに結納は済んだ!オレの旦那様になるって公言してるんだ!もしこれで破談になんかしたら慰謝料ガッポリの、教育委員会にチクリの、とんでもない地獄に突き落としてやるって念を押してあるしな!

始業式が終わって教室に戻る時、直江がオレの方をじっと見てたからニッコリ笑ってやった。いろんな意味を込めて。
だけど直江は勘違いしたらしくてあのいつもの優しい笑顔をオレに向けた。
それ見たら一気に顔も耳も赤くなって、慌てて目を逸らした。

 

 

 

その日の帰り際、直江のいる歴史準備室に行って部活のことをちょっと相談。

「橘先生、いる?」
「ああ、高耶さん、いらっしゃい。大丈夫ですよ、誰もいませんから」

中に入って直江のとなりの椅子に座った。

「あのさあ、オレ部活に入ろうと思うんだ。いいかな?」
「え?部活動はしないって言ってたじゃないですか」
「それがその…やっぱ結婚するとなったら料理出来なきゃダメじゃん?だから料理部に入ろうと思ってさ」
「……料理部、ですか。というと、門脇先生が顧問ですよね?」
「うん」
「……料理なんて覚えなくてもいいですから、一緒にいられる歴史研究会に入って欲しいんですけど」

そうなんだよ。直江に相談しに来たのはコレだ。直江は歴史研究会(部活にするほどメンバーがいなくていまだに同好会扱いの部費もほとんど出ない地味な研究会だ)の顧問で、オレが1年生の時からこの研究会に勧誘してきてた。
で、一回だけこの研究会の日曜研究会ってやつに参加してみたんだ。その日は近場の有名な寺を巡ったんだけど、そのメンバーってのが歴史マニアの真面目な男ばっかりで、どうにも相性が悪かった。直江目当ての女子がいないのはこの男どものせいでもある。
そんなわけで直江とのデートみたいに楽しくなかったオレは研究会入りを断った。
そういった経緯があって今回、オレが料理部に入ることに関して直江に相談というか、承諾を得たかった。

「だって研究会に入るより実用的じゃん。タダで料理を習えて、しかも直江に美味しい食事を作ってやれるし」
「だからって……そんな女子の巣窟みたいな部活に私が賛成するわけないでしょう?」
「なにか?オレが浮気するとでも言いたいのか?」
「そうじゃありませんけど…あなたみたいな可愛い男子が入部したら女子が黙ってないでしょう?部活動のたびにあなたが危険に
晒されると思うと」

可愛い男子ってのは引っかかるけど、直江から見たら可愛いんだからしょうがないか。

「危険なんかないっての。それを言うなら毎日毎日可愛い女子高生から腕を組まれてる橘先生の浮気の方が気になるっての」
「え、それは」
「そーゆーのがなくなるんだったら料理部に入らないでやってもいいけど、無理だろーが」
「関係ないでしょう、それとこれとは」
「あるよ。女子高生と浮気されないためにも、オレは毎日直江に美味しいご飯を作って待ってたいんだよ」

嘘も方便とはよく言ったもんだ。

「そうだったんですか!いいですよ!料理部、入ってください!門脇先生には私からよく言っておきますから!」
「何を言うつもりだ!余計なことはすんな!」
「あ、そうでしたね」
「じゃ、そーゆーことで入部OKだな。結婚するまでにたくさん覚えておくから期待してろよな」
「はい!!」

こっそり準備室でチューして、オレは家に帰った。
うん、うん、結婚を控えて奥さんであるオレが舵を取る。いい傾向だ。

 

 

新入生に混じって料理部で自己紹介をした。オレの他にも女子目当ての男だとか、本気で料理が好きな男も数人いた。だけどやっぱり少数派だったから女子の好奇の目が痛かった。

「2年の仰木です。えーと、料理を覚えたくて入部しました。何もわかりませんからよろしくお願いします」
「よろしくお願いしまーす」

顧問の門脇先生は先生になって2年目の美人先生。だけどサッパリしてて男勝り…って言ったら悪いけど、そんな感じで直江とも何度か食事会なんかに出かけてるらしい。今は1年生の担任をしてる家庭科の先生だ。

「はーい、じゃあ自己紹介は終わりね〜。まずは初日なので今月のグループ分けをしま〜す。新入部員は6名だから、6グループに
分けます。恒例のくじ引きしますよ〜」

毎月グループ分けをするらしく、使い込んだくじ引きが出てきた。それを新入部員以外の生徒が引いて、6グループに分かれた。
そこにアミダくじで新入部員を入れる。
オレは部長のグループに。同じ学年なのは森野ってゆー女子で、1年の時に同じクラスだったやつ。ちなみに譲に惚れてるらしい。

「よろしくね、仰木くん!」
「ああ」

今日は全体のオリエンテーションと各グループでのメニュー決めだ。今月の部活動全体のメニューを考える。

「まずは基礎を4月中に覚えて、それから手の込んだものを作るっていう習慣になってるのね。だから仰木くんはまず基本を覚えてね」

そんなわけで初回のメニューはご飯と味噌汁と和え物と焼き魚だ。
週に2回の部活動があるから、今月のメニューは5種類。それを全部今日中に決めてしまうそうだ。
そうやって毎月の初めにグループ分けをして、今月のメニューをグループで決める。調理実習じゃないからけっこう自由なメニューもできるそうで、ケーキだとか本格的なフレンチだとかを作ったりもあるんだって。

これなら直江を喜ばせてやることができる〜!!

「ねえ、ねえ、仰木くん。どうして急に料理部なんかに入ったの?」

部活が終わってチャリに乗って下校するときに森野に聞かれた。

「んーと、家庭の事情ってやつかな」
「そうなんだ〜。お母さんが働きに出るとか?」
「うん、そんなとこ」

本当は旦那さんに作ってやるんだけど♪

「た……仰木くん、森野さん」
「あ。橘先生〜!」

後ろから声を掛けられて振り返ると直江が歩み寄ってきた。今日は歴史研究会の活動も残業もなかったはずだ。て、ことは。
オレが心配で待ってやがったな。

「今から帰りですか?一緒に駅まで行きましょうか」
「はーい」
「ところで……どうして森野さんと仰木くんが一緒に?」
「同じ部活なんです」

やっぱな。待ってやがったのか。

「あ、そうなんですか。料理部ですよね?仰木くんは今日が初日だったと思いますが、どうでしたか?」

わざとらしー!!だけどこうして待っててくれたってのがちょっと嬉しかったりする。

「うーん、まだメニュー決めただけだからよくわかんないな。んじゃ、先生。オレ、こっちだから」

分かれ道になったからオレは右の道路を行く。直江たちは駅に行くからまっすぐ。
直江の住むマンションは学校の近くの駅から1時間ぐらいのところにある。オレはチャリで20分ぐらいで家に着く。
結婚したら実家の近所の一戸建てに住む予定。直江の実家はこのへんの地主で、今回結婚するに当たってその土地をくれた。そこに家を建てる。そうするとオレはチャリで、直江はバスでの通勤だ。
まだ設計段階だからどんな家になるのかわかんないけど、直江が毎日のように設計士と話し合ってるから住み良い家になるのは間違いない。

「じゃー、また明日〜」
「ええ、また明日」
「バイバーイ」

家に帰って携帯を見ると、直江からのメールが入ってた。どうやら家の設計図がまとまったらしい。それをウチの家族に見せにくるそうだ。

「母さん、直江が来るってさ」
「あら、そうなの?じゃあ夕飯も食べて行ってもらわないとね」
「そーだな。あ、料理部初日、けっこう楽しかったよ。今週の木曜はご飯と味噌汁と和え物と焼き魚を作るんだって」
「それじゃ今日の夕飯作り手伝ってみる?」
「そーすっかな」

夕飯作りを手伝ってたら直江が来た。オレはそこで料理を中断して、直江と部屋に行った。
リビングで美弥と3人で話してても良かったんだけど、母さんが気をきかせて部屋へ行ってろって。イチャイチャしろってことか。

「設計図、見たい」
「その前にキスしてくださいよ」
「んー」

チューをしてたら設計図なんかどうでも良くなって来て、ずっと直江にしがみついてイチャイチャしてた。

「部活、女の子たくさんいたでしょう?」
「うん。でも男も同じグループになったんだ。3年の先輩で調理師になるってゆってた。あとは別のグループにもいたよ」
「誘惑されないでくださいね」
「されないって。直江と結婚するのにそんなのに乗るわけないじゃん」

もう一回チューしてたら夕飯に呼ばれた。父さんが帰ってきてるらしい。

「お邪魔してます、お義父さん」
「いらっしゃい、義明くん。設計図ができたって?」
「ええ」
「まずは夕飯食べてからだな。家内の料理は天下一品だからな。たくさん食べてくれよ」
「はい、いただきます」

 

 

夕飯後に見た設計図はオレにはさっぱりわからなかったけど、父さんが感心するぐらいいい家らしい。

「あら、いいわね、台所がこんなに広いなんて。高耶にはもったいないわ」
「お、これが高耶の勉強部屋か。いいじゃないか、6畳もあって。勉強も頑張らないとな。こっちは義明くんの部屋か?じゃあ寝室はこれか?」
「寝室は10畳あるのね。義明くんぐらい背が高いと普通のベッドじゃ足がはみ出るものねぇ。このぐらいの部屋じゃないとベッドが置けないわねぇ」
「いいな〜、お風呂が広い〜!ねえ、美弥もたまに泊まりに行っていい?」
「ダメよ、美弥。新婚さんの邪魔しちゃ」
「そうだぞ、美弥。お兄ちゃんは義明くんとの新婚生活でやらなきゃいけないことがたっっっくさんあるんだからな!」
「まあ、お父さんたら、エッチね!」
「母さんこそ何を想像してるんだかな!あっはっはっはっはっ」

相変わらずな家庭に直江は呆気に取られながらも顔を赤くしていた。

「ええと…もしご希望などあれば今なら変更もできますけど」
「いやいや、とんでもない。二人の住まいだからね。好きにやってくれ」
「はあ…それでですね、学校には絶対に秘密ですから、高耶さんのためにご実家のお部屋はそのままにしておいた方がいいと思うんです。もしお友達が来るなんて話になったりとか、あとは試験勉強中に家事をやらせるわけにはいきませんし」

確かにそうだな。成績が落ちたら直江に心配かけるもんな。譲や仲がいい友達はこの家にいつも遊びに来てるわけだし。

「じゃあ高耶の家具も揃えないとなあ。それはこちらで選んで婿入り道具ってことにしますか」
「すいませんがよろしくお願いします」

明日の朝も早いからってマンションに帰るって言って立ち上がった直江。その後について玄関まで。家族は気を利かせたのか玄関までは来ない。

「じゃあ明日、また学校でな」
「はい。夜遅くまでお邪魔しました。……早く誕生日が来るといいですね」
「そーだな。そしたら一緒に住めるもんな」

玄関でチューして直江を送り出した。

「マンションに着いたら電話しろよ?」
「わかってますよ」

車で30分以上かかるから事故とかけっこう心配しちゃってるんだよ、オレ。だから直江には毎回電話しろって言ってある。
それを忠実に守ってくれるところなんかも好きだ。

 

 

初めての部活での調理をした帰り。直江のいる歴史準備室に作った料理を弁当箱に入れて持って行った。
ちゃんと先輩たちに断って、自分の食う分を詰めたから文句は言われなかったぞ。

「今、大丈夫?」
「ええ、もう他の先生はとっくに帰りました。高耶さんを待ってたんですよ」
「そっか。んじゃ、オレの初料理、食ってくれよな。あ、持ってかえって夕飯にしてもいいから」
「まだ温かいんですよね?今頂きます」

弁当箱を開けた直江が「美味しそうですね」って言った。
ほとんどオレ以外のメンバーが作ったんだけど、和え物の『おかひじき』を切ったのはオレだ。味付けもちょっとだけ教わりながら手伝ったんだ。
弁当箱の中に焼き魚と和え物とご飯て、なんかちょっと変だけど直江は嬉しそうに食べてくれてる。

「美味しいですよ。上手じゃないですか」
「う〜ん、でもほとんど先輩たちがやったからな〜」
「今度はこれをマンションで作ってくださいね」
「うん!」
「じゃあ、今度の日曜日に」
「日曜日な。材料買って持って行くから」

そんなわけで日曜日にオレはマンションに材料を持って行って、昼ごはんに部活で作ったメニューを再現した。
自分でも食べてみたけどなかなか上手く出来てた。その時、主婦に向いてるって自覚をしたんだよな。

 

 

「な?直江。やっぱ料理部に入ってよかっただろ?歴史研究会じゃなくて良かったって思わない?」
「そうですね……今になって考えれば確かに料理部は良かったかもしれませんね。だけどやっぱり歴史研究会にも入って欲しかったような気はしますが。そうすれば四六時中あなたと一緒に過ごせるのに」
「いいじゃん、こうやって毎朝一緒にご飯食べて、学校でも一緒なんだから」

使った食器をキッチンのシンクに入れて水を張った。洗ってたら学校に遅刻するから帰ってから洗えばいいや。

「じゃー、これが今日の弁当。カバンに入れておくぞ。オレもうマジでヤバいから先に出るよ。行ってきます」
「はい、私もすぐ出ますから。いってらっしゃい」

お出かけ前のキスをテーブル脇でして、オレは先に自転車で学校に向かった。

その日のお昼、直江は愛妻弁当を抱えて歴史準備室へ行く。直江ファンの女生徒にはこれで牽制してやってるんだ。
橘先生には毎日毎日弁当を作ってくれる恋人(奥さん?)がいるんだぞって。
そしたら弁当を見た翌日から直江目当てで歴史準備室で一緒に食べようって言う女生徒が来なくなったとか。
ザマアミロ!!
橘先生にはオレってゆー奥さんがいるんだよ!!
な、直江?

 

おっと、このへんで時間だ。
そしたら次回はオレと直江の結婚式の話をしなきゃな。それまで待っててくれよ!

 

 

END

 

 
   

あとがき

やたらと長い文章になりました。
読みづらくてすいません。
高耶さんの家族がここを
盛り上げてくれています。

   
         
       
         
   
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