直江のモデル事務所で人手が急に足りなくなって、ちょうどバイトを探していたオレが短期で入った。
仕事内容は直江の付き人。
そうゆうわけでアルバイト日記をつけてみた。
2日目(初日は前回の7を読めよな)
今日は日曜日だけどオレは休みじゃないらしい。だって直江も休みじゃないから。直江は横浜でのショーの時みたいに、今日はひとりで日本橋のデパートのショーへ行った。
そうゆうわけでオレは午後から一蔵さんと買出しだ。何を買うか。それは直江の生活用品。
モデルは夢を与える仕事でもあるから、生活用品はなるべく付き人が買いに行けとの所長の鮎川さんの命令だ。
鮎川さんは直江の同級生だった人だそうで、直江にとっては親友なんだって。
そんで一蔵さんの車で買出しなんだけど…一蔵さんが直江に貰ったリストを見ても、どこで売ってるのか、オレには馴染みのない名称だらけだった。
「事務所から車で買い物して、最後にタチバナさんのマンションに届けるんだ」
「はーい」
まずは青山にある日本茶専門店へ行った。昔ながらの店かと思いきや、まったく現代風な店がまえでオレが知ってる根津のお茶屋さんとは全然違った。直江はそこでいつも日本茶を買ってるらしい。
次は直江がオーダーしていたスーツとコートを銀座に取りに行った。どっちも違う店で歩行者天国になっている銀座では結構歩かなくちゃならない。スーツは巨人軍の名誉監督がいつもオーダーしてるって店だった。高級そうな店。
それからコートは高級デパートに入ってる紳士服売り場のオーダーサロンへ。
直江ぐらいの身長があると丈の長さが足りないからってことだ。それにしても贅沢なヤツだ。
次も同じデパートの中で、一階の化粧品売り場。シャネル。オレはシャネルの服のデザインは好きだけど、化粧品は興味ないから一蔵さんの横で聞いてただけだった。
「すいません、エゴイストのプラティウムを下さい。この一番でかいやつ」
「あ、一蔵さんじゃないですか。今日はタチバナさんはご一緒じゃないんですか?」
化粧の濃いお姉さんが話しかけてきた。こうゆう売り場のお姉さんはキレイなんだけど化粧が濃いよな。素顔もキレイそうなのに、なんでここまでケバくしないといけないのかわからない。
「ええ、タチバナは日本橋で仕事なんですよ。あ、こいつタチバナの従兄弟なんすよ」
オレに話題を振るな!
「あらあ、そうなんですか?タチバナさんには似てないけどお綺麗なお顔立ちしてらっしゃいますね」
あんまり嬉しくない。
オレは一応頭を下げて、お姉さんがくれた紙袋を受け取った。じゃあ、と言って一蔵さんが出口に向かったから、その後をついてデパートを出た。
「次は?」
「次は千石だな。薬局で買い物」
「薬局…」
薬局にもたまに一緒に行くんだけど、いつも買ってくるものじゃ足りないのかな?なんで一蔵さんに頼んだんだろう?
「これこれ。なんかさー、前は何でもいいって言ってたのに、最近はコレじゃないと駄目って言われるんだよなー」
それはトイレットペーパーだった。カシミヤって名称の高級なやつ。そういえばオレは買って行ったことはないな。
「ティッシュもさー、最近はカシミヤしか駄目って言うし。タチバナさんも年だから柔らかいのがいいのかな?痔とかになってたりして」
「な…!」
痔になってるのはオレだ。直江とエッチするようになってから痔になった。病院に行くほどひどくはないけど…。
それでカシミヤってのを買うようになったのか…。その気の使い方は優しいんだか、優しくないんだかわからん。
「あとは…まただよ。タチバナさんもよくやるよなー」
一蔵さんが手に取ったのは、コンドーム。前に直江んちにコンドームがあって、オレが激怒した記憶が蘇ってきて恥ずかしくなってしまった。
「あれ?高耶くん、顔が赤いけど…もしかしてチェリーだったり?」
「ちぇ…?!違う!!」
チェリーじゃないけど!!ある意味チェリーじゃないけど!!
「最近はコレ買うの減ったんだよ。前はしょっちゅう買いに行かされてたけど」
しょっちゅう?今は減った?て、ことは…?
……………あの駄犬野郎!!今日帰ってきたらタコ殴りにしてやる!!
「こんなもんだな。じゃ、マンション行くか」
「え?だって直江いないぜ」
「大丈夫。合鍵もらってるから」
合鍵…。オレは貰ってない…。
一蔵さんの持ってた合鍵でマンションのエントランスの玄関が開いた。いつもオレはインターフォンで開けてもらうのに。
「あいかわらず広いマンションだよなー。こんなとこに住んでたら、彼女も大喜びするよなあ。なんか最近はキッチン用品も充実してるしさ、クッションもお揃いのがあるしさ、歯ブラシも2本あってさ、もしかしたらタチバナさん、結婚したい相手とか出来たんかなー」
キッチン用品はオレがそろえたんじゃないにしても、クッションは直江が作ってくれって言うからタイシルクの布を買ってもらって俺が作った。歯ブラシは言うまでもなくオレのだ。
「トイレットペーパーは洗面所の棚の中に置いて。ティッシュはどこだったかな〜」
「オレ、知ってる。一蔵さんはいいから休んでたら?」
「そーするー。さすが従兄弟だね。よく知ってるじゃん」
「まあな」
ティッシュも洗面所の棚の中。他に栄養ドリンクを買ってあったから、冷蔵庫に入れた。
コンドームは寝室の引き出し…。ちゃんと一個ずつ千切っておかなくちゃ。
「あ!高耶くん!寝室は入ったら駄目だって!」
「なんで?」
「駄目って言われてんだよ。…て、なんでコンドームは寝室だってわかってんの?」
「だって、…」
う。まずい。
「だって寝室って決まってるようなもんじゃん」
「そりゃそうだけど。でもいいよ。入るなって言われてるんだからここに置いとけよ。いくら従兄弟でも寝室までは見せたくないだろうしさ」
オレの寝室でもあるんだぞ。言えないけど。
「じゃあ、まあ、ここにでも置いとくか」
リビングのテーブルにコレがあるのも変だけど、直江にまかせよう。
「色々やってたら夕方になっちまったな。そろそろタチバナさん帰ってくる時間かも」
直江の仕事が終わるのは、今日は夕方4時。今は4時半。日本橋からだったら30分もあれば余裕で着く。
玄関の鍵が開く音がした。直江だ!
「高耶さん?いらしてるんですか?」
「おかえり!」
玄関に走って行って、一蔵さんから見えないのをいいことにチューした。
「ただいま帰りました。一蔵が来てるんですね」
「うん。さっき買い物終わったとこ」
リビングから一蔵さんが出てきた。
「お疲れさまでした!今日はどうでしたか?」
「まあ、普通じゃないか?」
「そうですか。したら俺、事務所に戻りますんで。高耶くんはもういいよ。俺が報告しとくから」
「あ、すいません。お疲れ様です」
一蔵さんは例の合鍵を持って、玄関から出て行ってしまった。
合鍵…。
「高耶さん、今日もお疲れ様です。どうしました?玄関に何か?」
「なあ。なんでオレは合鍵貰ってないんだ?」
「必要ですか?私がいない時に用事があるなら渡しますが」
「んーん。そうじゃないんだけど……」
確かに直江と一緒にいる時にしか用はない。でも、前に直江の彼女が持ってたし。
「電子ロックなので必要でしたら作らせますよ」
「うーん。いらないっちゃいらないんだけど…いるっちゃいるし……」
「???」
「直江に任せる」
「そうですか???」
着替えに行った直江のために、コーヒーを作って待つことにした。オレも豆から淹れられるようになったんだぞ。
「…高耶さん…これは」
リビングに戻った直江がコンドームに気が付いて手に持ってた。
「そーゆーものも一蔵さんに買わせるんだな。まー、いいけど。でも、次回からはオレが買ってくる」
「ええ?!」
「他人に買わせるな。これからはトイレットペーパーもティッシュもオレが買う」
「高耶さんが、ですか?」
「いけないことでもあんのか?」
「そうではありませんが」
「いらん想像を他人にさせたくないだけだ」
やっと直江にもわかったらしい。どんなことを言われたかを聞かれたから、そのまま答えてやった。
以前はしょっちゅう買わされた事も痔になったからトイレットペーパーが変わったんじゃないか、ということも。
「あいつ…」
「わかったか?だからオレが買ってくっから、今度からオレに言え」
「わかりましたが…高耶さん、コンドームなんか恥ずかしくて買えないでしょう?」
「買える!おまえが買うよりは恥ずかしくないぞ!」
このトップモデルが薬局でコンドームを買う様を誰が見たいと言うんだ!!
まったく直江は鋭いんだか鈍いんだかわかんねえ!
「明日は休みですから、どこか行きましょうね」
「あ、ごめん。明日は譲と約束してんだよ。直江とは仕事で一緒だからいいじゃん」
「そんな!」
「だって先に約束してたのは譲なんだもん。それにいっつも直江と出かけて、譲とはでかけないなんて友達甲斐がないヤツみたいだろ。だから明日は譲が優先」
「せっかくの私の休みに約束することないでしょう?」
「クリスマスは学校のパーティー蹴って直江と約束しただろ。いいじゃん、そんぐらい」
「…譲さんとはどこへ行くんですか?」
「決まってない。オレんちか、譲んちになるんじゃねーかな」
「でしたら、ここへお招きしましょう。ね、高耶さん」
「ここへって…」
譲も直江に会いたがってて、しつこく会わせろ会わせろって言ってきてるけど、今のところは二人を会わせるつもりはまったくない。千秋の二の舞になっちまうような気がしてるんだよ。千秋が二人になるようなもんだ。
「悪い、直江。オレたちだって色々と話すことがあるし」
「そうですか…では諦めます。でも、今日はお泊りしてくださいよ?」
「…わかった」
直江がこうゆう言い方をすると決まってエッチすることになる。
オレも直江とのエッチは好きだけど、一時期は毎日してたからまたあの日々が復活するのかと思うと前回同様ハマっちまいそうで怖い。それに体調も心配だしな。痔とか。
夕飯にはまだ早いってことで、直江がジムに行こうと言い出した。
「でもオレ、ジャージとか何にも持ってないぞ」
「全部レンタルできますから。行きましょう」
「うん」
直江の行くスポーツジムには興味があった。どうやってこの体を維持してるのかなーとか。
直江は自前の黒いジャージとスニーカー、それに水着を持ち出した。
それから大手町の駅のそばにあるグランサイズってジムに車で行った。
でかくて高いビルの最上階にある。こんなオフィス街にジムなんかあるんだな、と思いながらエレベーターを降りると、一番奥にホテルみたいなフロントがあった。大理石の壁と床。超豪華で花とか飾ってある。
そこで直江は会員証を出して、オレの分のカードキーみたいのを貰ってくれた。
フロントの脇が貸し出しコーナーになってて、そこでオレのウェアやら靴やらを借りられる。
階段が二股に別れてて、右側が男性用更衣室。入っていくとすげーゴージャスな更衣室で、奥に風呂場があった。
ロッカーは木製の重厚なやつで、扉にカードを差し込むようになってた。
「どうやって使うんだ?」
「このカードを差し込んで、暗証番号を入力するんです。するとロックされて、解除も同じようにカードが入ったまま入力すれば開きますよ」
「へー、すっげー」
とりあえず着替えて直江の説明どーりにロックしてみた。
「おお、すげー!」
「カードは抜かないでこのまま行くんです。抜けませんから安心してくだい」
「うん、行こうぜ」
マシーンがたくさんあって、どれをやろうか迷ったけど、結局オレはゲーセンにあるみたいなウォーキングマシーンを選んだ。ボタンひとつで坂になったり、平地になったり、スピードも自由になる。直江も隣りで始めた。
「あとでマシンもやりたい」
「そうですね。教えますからやってみてください」
「うん。プールも入りたいなー」
プールは壁一面のガラス窓から外が見られるようになっている。正面にでかいビルが建ったから景色が悪くなったって直江は言うけど、オレは全然かまわない。だってホントに豪華なプールだもん。
そんで今やってるウォーキングマシーンの正面の窓からは皇居が見えるし、新宿とかも見えるんだ。
こんなところ、会費はいくらなんだろう?って考えたけど、怖くなってやめた。
市民体育館しか知らないオレがこんなジムの会費を心配するのもアホらしい。どーせ直江は稼いでるんだし、オレは入会しないんだし。
直江に教わりながらマシンをやったり、スタジオでボクササイズをしたり、プールに入ったりした。
どこにいても直江は目立つ。しかも講師やマッチョのお兄さんより格好いい。あたりまえだけど、一緒にいて誇らしくもあり、惨めでもあった。
オレなんか身長はあってもウェイトがないから、貧弱って見られてるのも、とか。プールに入ったら裸になるわけだから、ますますそう思った。自己流で鍛えてみようかな。ペットボトルに水でも入れてダンベル代わりにしてみよう。
更衣室の奥の風呂場のジャグジーに浸かりながら、夜景をみて直江が言った。
「そろそろお腹が空きましたね。何か食べて帰りますか?」
「そうしようか。今から帰って作るのも面倒だし」
近くに丸ビルってゆう新しめのビルがあって、そこに行こうって。中華がいいって言ったら福臨門て店にするらしい。
エレベーターで上がって、落ち着いたフロアを歩いて、店に入った。
メニューを見て、オレは飛び上がった!はあ?!なに、この値段!!一皿1万とかザラだった。
そーいえば高校のころ、美弥とテレビを見ていて「ゴチになります!」ってのがやってた。
二人でアワビとかフカヒレとか食ったことないなーって、ヨダレを垂らしながら言い合った番組。アレで出てた店じゃんか…ここ…。
「何にしますか?」
「直江!謝って出よう!こんなとこ、おまえでも払いきれないから!」
「何を言ってるんですか。もう入ってしまったのに。いいから決めてください」
余裕綽々じゃねえか、おい。
知ってて連れてきやがったな!こうなったら直江の財布が激寒になるまで食ってやっからな!
「フカヒレ!あとアワビ!鳩も!」
「野菜も食べてください。たんぱく質ばかりじゃ太りますよ」
「太ったっていい!じゃあ何か?オレが太ったら別れるってか?」
「誰もそんなこと言ってないでしょう。昨日さんざんケンカしたんですから、今日はもうそんな事は言わないでくださいよ」
「野菜は直江が食え。オレはフカヒレ、アワビ、アワビ、鳩、アワビ、フカヒレだ!」
どっかで聞いたようなセリフだ。ゴチの岡村が言ってたっけ。
「まあ、いいですけど。じゃあ頼みましょうか」
でもちゃんと二人で分け合って食べた。直江はオレに甘いし、オレも直江に甘いから。
満腹でマンションに帰る車の中が辛かった。
直江はそんなオレを笑って見ながらも、あまり振動を与えないような運転をしてくれる。
車も高級だけど、直江の運転も上級だ。
「タバコを切らしてしまったんですけど、寄ってもいいいですか?」
「よきに計らえ」
お殿様みたいな言葉に変な笑いを噛み締めた直江は、タバコの自販機を見つけたところで車を停めた。
直江のタバコはパーラメント。あの、吸い口が変な不味いタバコ。
オレは中学、高校前半はグレてたからタバコも吸ってた。パーラメントはヤンキー仲間の間ではオッサンタバコと呼ばれていた。
オレはマイセン。今吸ってもあんまり美味くないけど、たまに吸いたくなる時もある。
でも直江のことだから「未成年なんですから」って止めるに違いない。じゃあ来年、成人したら吸ってやろうかな。
「成人したらタバコ吸おうかな」
「駄目です」
「え〜?なんで?成人したら解禁なんじゃねーの?」
「あなたとキスする時にタバコの匂いがしたらイヤですから」
「おまえとのチューはタバコ臭いぞ」
「私はいいんですよ」
「なんで?」
「だって、あなた、私のキスは好きでしょう?」
「う」
なんかヤバいモードに突入したらしい直江。今日は泊まっていく約束だから、それを思い出して言ってるんだ。仕返ししてやる。
「たまにはタバコ臭くないチューもしたいんだけどなー」
「それは…他の誰かと、ってことですか?」
「ううん。直江と。今日一日ぐらいは禁煙してくれないかな〜」
「…わかりました。禁煙します」
銜えてたタバコを箱に戻して、直江はエンジンをかけた。
禁煙と言われて、それが逆効果ですっごく吸いたいみたいにイライラしてる。
コーヒーを飲みながら、うっかりタバコを出したんだけど、放っておいたらハッと気付いて元に戻した。
面白い。
「吸ったら?」
「吸いません。キスしてもらえませんから」
「わかってるじゃん。ガマンしな。あー、今日は空気がいいなー、この部屋ー」
「………………」
「さてとー、風呂に入るか。オレがいないからって吸ったとしても匂いでわかるからな。いいな?」
「はい」
おとなしい直江ってのは借りてきた犬みたいで面白い。直江は猫ってイメージじゃないから犬。
風呂から出たら直江がもっとイライラしてた。
いつもしない貧乏ゆすりをしながら、心ここにあらずって感じでテレビのニュースを見てる。
すげー笑いたい。でも笑ったら直江の機嫌がもっと悪くなるのもわかってる。
「あー、いい湯だったなー。直江、髪の毛拭いて」
「はい」
いつもより乱暴に拭かれたから、貧乏ゆすりしてた足を叩いてやった。
「行儀が悪いぞ」
「あ、すいません。つい」
「おまえも入ってきたら?風呂に入れば気が晴れるかもしんないし」
「そうします…」
でもそううまくは行かなかったみたいだ。戻って2分もするともうイライラしはじめた。
可哀想かな?
「吸っていいぞ」
「いえ、ここまで頑張りましたからガマンします」
「んー、じゃあ、チューしてやる」
待ってましたとばかりに直江は覆いかぶさってきた。タバコ臭くない。
たくさんチューしてたらソファでエッチが始まってしまった。何度もここじゃ駄目だっつってんのに寝室には連れて行ってくれなかった。
都合がいいことに、一蔵さんと買ってきたコンドームがリビングにあったりして、裏目に出てしまった。
くそう。直江め。
「ふー」
美味そうにパーラメントを吸ってる直江の腕の中で、煙の行く先を見ていた。
「うまい?」
「ええ。とても」
「やっぱタバコの匂いがしないチューは良かったな。これから禁煙してくんねえ?」
「え」
「ずーっと」
「…ずっと、ですか…」
お、困ってる、困ってる。
そんな直江の顔を両手で挟んでチューしてやった。
「ん、でもタバコ臭いチューも悪くはないな」
「…全部、冗談だったんですか?」
「そーだよ」
「あなたという人は…」
「もっとする?」
「タバコ臭いキスをですか?」
「エッチも」
「します!!」
翌日、オレは譲から電話があるまで起きられなかった。やっぱりタバコ臭いチューは禁止にしようかな。
とりあえず2日目のバイト日記はこれで終わり。
また気が向いたらつけることにしよう。
高耶
END
あとがき
あまり意味のない日記でしたが、これが9に繋がるので書きました。
話題は前後になりますが、直江の事務所は
私の友人が働いていたモデル事務所を
参考にしています。
何度か遊びに行きましたが、雑誌に出てる
モデルさんがたくさんいてヨダレもの。
そして一緒に出前のラーメンを食べました。
ゴチ。